ファン歴約3ヶ月の人間が書くランジャタイを好きになった話
2021年になってからランジャタイというお笑いコンビをちょっと自分でもドン引きするくらいものすごいスピードで好きになってしまった。
今年のお正月くらいまではわたしがまさかお笑い芸人さんに激ハマりする、などとは夢にも思っていなかった。
ちなみに好きな芸人さんはむかしからずっとオードリーで、これはもうずっと変わることは無いと思う。
もう自然と好き、好きなことが生活の一部、みたいな感じだ。
「私この人たちのこと好きだ!」と思ってからまだ3ヵ月も経ってないくらいなので、わたしがランジャタイのことを書くにはまだ早すぎるのでは・・・と思ったけど、書いちゃったんで仕方ない。まだ何も知らないけど、大目に見てください。笑
(好きになりたてで熱量が高いオタク、なんでもいいから形に残したくなりがち)
あなたのランジャタイはどこから?
最初にその名前を認識したのは去年末のM-1グランプリの敗者復活戦をテレビで観ていたときだったと思う。
ただ、その時は作業しながらで集中して見ていなかったので
「欽ちゃんの真似してた人声が高くて黄色いジャージ着てた」(伊藤さんの印象はなかったらしい)
くらいの印象しかなくて、この時はたまたまちゃんと観ていたキュウが面白くて好きだな、とか思ってた。
好きになったきっかけといえるのが、今年のお正月にツイッターでフォロワーの皆さんがしきりに話題にしていた「マヂカルラブリーno寄席」を配信で観たことだ。
マヂラブ野田さんたちにヤジられながら漫才をするランジャタイに笑い死にしながら
「こんな漫才見たことない!!!なにこれ?????」
と衝撃をうけた。
漫才が始まると目まぐるしく展開していく国崎さんの不条理ギャグ漫画みたいな誰も予想がつかない世界と、それを静止することなく横で見守る伊藤さんの図が不思議で不可解で、でももっと見てみたい!って気持ちにさせられてしまった。
そのあと2月に入ってからM-1敗者復活で気になったキュウとランジャタイがツーマンでライブをやると知り、配信期限ぎりぎりのタイミングで視聴。
2時間ずっと笑いっぱなしだった。
このライブでキュウのことも好きになったが、ランジャタイに対してやっぱりとてつもなく面白い、もっと知りたいという気持ちがますます大きくなっていた。
お笑いは元々好きだったけど、ここまでハマれた要因としてこのコロナ禍で劇場公演を手軽に配信で観れるようになったことはかなり大きかった。
YOUTUBEも充実しているし、最近若手お笑い芸人が多数出るような番組にはだいたい名前がある感じになっていてテレビでもちょくちょく観れる。
なにより大好きな音楽のライブは中止になったりするし、外に遊びにも出られず友人とも気軽に会えないようなこんなどんよりした時代に、笑うことってすごくストレス解消になる。
3月に初めてランジャタイの出るライブに行ったが(ハマってから現場に行くまでのスピードが早すぎるのよ)涙を流しながら爆笑したあとの清々しさは筆舌に尽くしがたいものがあった。
ランジャタイがどんなコンビなのか、というのは、説明するのが本当に難しい。
マヂカルラブリー野田さんがひとことでランジャタイのネタを表現しているツイートがあるのだがまさにこれなのかもしれない。
ランジャタイの正しい見方は「頭おかしすぎて何言ってるかわからないやつ」と「友達いなさすぎてそんな奴でも手放したくないから話し理解しようとするやつ」な気がしてきた
— マヂカルラブリー 野田クリスタル (@nodacry) 2021年1月2日
そんなこんなで最近ランジャタイのことばかり考えてしまう。
なぜこんなに短時間でズブズブになってしまったんだろう・・・・笑
オタク歴3ヵ月のわたしなりにどんなところに惹かれたのか書き出してみる。
・まるで高熱が出た時に見る夢のようなぶっとんだネタだけどクセになる中毒性
ランジャタイのネタを観るとだいたい「さっきのなんだったんだ・・・?」「わたしは何を見せられているんだ・・・?」となるのに(わけがわからないのに面白い)あとからじわじわと「あれもう一度見たいな」という気持ちになってくる。
動画でネタを観ると必ず何度も再生してしまう。
なにがなんだかわからないうちに2人の世界にハマってしまう。
こんな漫才は今まで見たことがなかった。
ちなみに上に貼ったM-1の敗者復活戦のネタ、初めて見たときは奇想天外すぎる・・・と思っていたけど、いろいろ過去のネタを見ていくと、かなりわかりやすいレベルのものだとわかってくる。笑
・ぶっ飛んでるネタしかないけど、その中になんだか元気づけられるワードがある
いろいろあるけどメジャーなところを二つあげる。
ネタ中に「最後は笑顔でサヨナラしよっ!」
と国崎さんの満面の笑顔でダブルピースしながら言われると、なんだか元気が出てくる(ネタは終始わけがわからない)
「このくそったれ人生に、おさらばぽんぽーん!」
も、なんの事だよwとなりながらもなんだかめちゃくちゃ元気が出る(ネタはやっぱりわけがわからない)
嫌なことがあった時「おさらばぽんぽーん!!!」って脳内で何度も唱えると、めちゃくちゃ悩んでたこととかどうでもよくなって元気になれる。
狙っているのかたまたまなのか、こう思われることが本人たちの本意なのかはわからないけど、こういうところでグッときてしまうことがある(のはわたしだけだろうか・・・?)
ランジャタイが月1回やっている有料生配信(コロナ前は有観客でやっていたらしい)があるのだが、初めて観た回が「2020年に作った漫才を8本やって投票で1位を決める」というものだった。
トークライブ
— ランジャタイ 伊藤幸司 (@ranjyatai11) 2021年2月19日
『ランジャタイのやるなら今しかねえ 』
日時 2月24日(水) 21時〜
料金 1500円
ツイキャスにて無観客生配信でやります
『ランジャタイ2020年の漫才1番決定戦』
をやります!
漫才を8本ほどします
アーカイブでも2週間ご覧頂けます
一緒に決めましょう!https://t.co/VBiBIvTizG
その日わたしは仕事で心身ともにぐったりしていて「さすがにこの体調であのテンションの漫才を8本見続けるのはきついな」と思い後でアーカイブを観ようと画面をオフしかけたもののなんとなく見続けていたら、次第に脳内麻薬のようなものが出てきて笑、最終的に疲れきっていたはずのメンタルも体もとっても元気になった。
あの感覚は忘れられない。
ランジャタイの漫才にはそういう力がある気がする。
・「ギャップ」がありすぎる
ランジャタイを知ると誰もがまず最初にえっ?となる
「ネタを見ている限り国崎さんが狂人なのかと思いきや実は伊藤さんがとてつもなく狂ってる人だった」問題がある。
まずそこで掴まれてしまう。
NSC在籍時のエピソードは最近テレビでもよく話していたりして有名だと思うけど、聞けば聞くほど伊藤さん、いい具合に狂ってるなあ~となる(もし知らない人がいたらこの動画で詳しく話しているので見てほしい・・・ほかのエピソードも最高に面白いので)
「祖父がゴミ屋敷の住人だった」とかなかなかパンチのある血筋をお持ちの方のようだし、コンビのことを知れば知るほど興味を持ち、どんな人なのか知りたくなるのが伊藤さんな気がする。
国崎さんもギャップの申し子みたいな方で、まずネタ中は終始テンション高く動画などを見ていると時に音が割れるほど声が高いのに最後の挨拶が「あざした~~」と急に声が低くなるので「え、ほんとはこんな声なの?」となる。
そして興味を持ち色々調べ本人のSNSにたどりつくと、文才あふれる文章にやられてしまう。
特におじいちゃんが亡くなった時のエントリーと、実際文章内に出てくるおじいちゃんが亡くなった時にやった漫才が動画になっていて、note→YOUTUBEと見ていくと涙腺が崩壊する。
ほかにもわたしは国崎さんが話す地元(富山県)の家族の話がとっても好きだ。
他にもいろいろあるがとりあえずこの辺にしておくけれど、とにかく文才のある人とギャップのある人に弱いわたしはもうこの沼から抜けられないな、と悟りを開いた。笑
このふたりのことはまだまだ掴みきれていないので、これからもわたしはギャップにやられまくるのだろう。
そしてこれこそギャップの極みみたいな、番組での企画のイメチェン写真が最近ちょっとネットを賑わせていたりもした(かっこよくなりすぎて動揺したけど、その放送後の生配信でいつもの髪と服に戻っていてなんだかちょっと安心した)
これがもともとの宣材写真だが、この写真で肩にかけている着物は先に書いた国崎さんのおじいちゃんの形見なのだそうで、そんなところにもグッとさせられますね・・・!
この続きはもっとランジャタイに詳しくなれたときが来たらまた書きたい。
絶対あとから読み返したら「うわ内容うす!!!めっちゃ恥ずかしい!!!」ってなると思うんだけど、とりあえず今はこの熱量のあるうちになにか書きたかった。
このブログがランジャタイのイメージダウンになってないと良いのだが……!
そしていまなんとなく見ていてもブレイクする兆ししか感じないこの二人が年末に大暴れするところを見るのが、今から楽しみで仕方ない。